グループ力学の法則

メンタル改善

グループ力学の法則とは

四人に三人は、間違いだとわかっていながらも大多数の意見に従う、という法則です。

グループが出した答えに自分の答えを合わせる

とある実験において、グループの答えに対して、異なる答えを言う者が他にいないときは、被験者の96%が答えを合わせるという結果になりました。反対に、グループの答えに対して、他者と異なる答え(たとえそれが間違った意見でも)を言った者がいる場合、グループの答えに合わせた被験者は64%に減りました。

多くの人は、グループの答えに自分の意見や答えを合わせるようです。なかなか反対意見を言いにくいとも取れます。

誰かが異なる意見を言えば、自分も別の意見を言いやすくなるようですね。

異なる意見が一つでもあれば、合理的判断に近づく

グループの答えに誰も反対しないで、そのまま会議が進んでいく。答えが良いものであればいいのですが、必ずしも合理的判断ができているとは限りません。

異なる意見や答えがあると、それに対して考える必要が出てきますし、それに反論できなければ、その意見を考慮せざるをえなくなります。その結果、多面的に考え、より合理的な判断ができるようになるかもしれません。

異なる意見を言ったとき、それをすぐ却下されるとか、厳しいことを言われる等があれば、ますます自分の意見を言いにくくなるでしょう。合理的判断やより良いアイデア等を出すためにも、意見を言いやすい場をつくることが大切そうですね。

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