死にたいと思うまでの経緯
結論としては、死にたいと思ったとき、僕はいのちの電話に電話しました。ですが、電話はつながりませんでした。どうすればいいか悩んだ僕は、いのちの電話のサイトから、県の保健センター一覧があったので、自分の県の精神保健センターに電話したのでした。
この記事では、その前後あたりのことについて記します。
引きこもり時代
学校には行ったのですが、そこで後半から、引きこもりになりました。なんとか卒業したものの、僕は社会に出ることがとても怖くなっていました。そして、卒業後も引きこもりが1年くらい続きました。
この時点で、すでに人生もうダメだな、と思っていました。親に迷惑をかけていますし、新卒で入社できなかったし、周りの人達は就職していて、とても劣等感を感じていました。
怖くて、ベッドから動けませんでした。体が動かなくて、よく泣いていました。この時点で、もう死にたいな、と思ってはいたのですが、何か行動をするわけではなかったです。
アルバイト時代
引きこもりから1年後、学生時代も含めれば2年くらい引きこもっていたでしょうか。ようやく、週に2,3回アルバイトをするようになりました。飲食店でバイトしたり、デパートでカート引きなんてしてました。よく、スピードが遅いと怒鳴られていました。
同い年の人たちが、社員としていろんな場所で働いてるのだな、と思うと、自分が惨めになりました。
25歳くらいまで、そんなアルバイト生活をしていました。給与は数万円なので、実家ぐらしです。
社員時代
ある程度、働けるようなメンタルと体力ができてきたので、不動産会社で社員として働くようになりました。
しかし、僕は仕事がうまくできませんでした。1日に何度もミスをするのです。入力忘れ、資料忘れ、時間忘れ等。怒られ、怒鳴られ、悪口言われ、と、自分が悪いのですが、メンタルがますます悪くなっていきました。ある日、親の悪口まで言われました。それが理由で、もう辞めようと決意しました。
そうは言っても、なかなか辞められませんでした。まだ仕事を始めて半年くらいだったので、頑張らないといけないと思ってたからです。そして、本当に死にたくなってきました。
このまま仕事をしていても、自分には未来がない。ただ、暗く、惨めな人生が残っているだけだと感じました。「死にたい」そうネットで検索しました。そしたら、いのちの電話がでてきたので、電話したんですね。でも、つながりませんでした。そこで、電話一覧にあった、自分の県の精神保健センターに電話しました。つながりました。
人に助けを求めた
精神保健センターの人と電話で、自分の現状を話しました。仕事が辛いこと、学校卒業後引きこもっていたこと、仕事でミスばかりすること、家族のこと等です。
電話に出ていた保健センターの男性から、実際にセンターに来てお話できないか、と言われました。僕は「はい」と答えて、実際に会いに行きました。
センターで、僕より少し若いくらいの男性と、僕の現状や苦しみについて話しました。その結果、僕が発達障害かもしれないということで、WAIS-Ⅲ(ウェイス・スリー)という成人知能検査を受けないかと提案してきました。(IQテストをして、発達障害の傾向がないか調べる)
僕は、検査することに同意しました。実際に自分は発達障害かもしれないと思うことが過去にいろいろあったからです。
WAIS-Ⅲ の結果、僕は発達障害の可能性が高いことがわかりました。
精神的に悩んでいるのと、仕事で悩んでいるということで、精神科と仕事応援センターを紹介してくれました。
精神科では、発達障害のADHDと自閉症スペクトラム、そして適応障害と診断されました。
その後、仕事を退職しました。結局ちょうど1年間、働きました。それから、仕事応援センターの人たちの支援を受けて、障害枠で仕事をするようになりました。そこで働いて1年半後、その職場で正社員試験を受けられるということで、受けてみたら正社員になれました。(この時、29歳か30歳くらい)
まとめ
いろいろと割愛した、ざっくりした流れだけになってしまいました。詳細を書くと文字数がめちゃめちゃ増えるので、今回はざっくりした流れを書くことにしました。
結局、死にたくなって、公的機関に助けを求めたということです。
公的機関は、実際に、精神科を紹介してくれたり、仕事の支援をしてくれたりと、いろいろ助けてくれました。今も連絡を取っていて、相談に乗ってくれます。
いのちの電話だけだと、話を聞いてくれるだけだったかもしれません。(それも意味があることだと思います。)精神保健センターに電話して、話ができたことは、その後の僕の人生にとって大きな影響を与えたと言っていいでしょう。
本当にしんどいとき、人は孤独を強く感じます。たとえ周りに家族や友達がいても、そうでしょう。誰も自分を助けることができない、もう終わったな、と思ってしまうかもしれません。
そんなとき、公的機関を頼るものいい方法だと思います。頼った先の人が自分に合うかどうかというのもあるでしょう。合わなかったら、別の人や別の病院に行って、合う人を探してほしいです。一度や二度で諦めないで、合う人が見つかるまで探してほしいです。死なないために。
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