感情に名前をつけるメリット
自分の気持ちに目を向けて、感情を抑え込まずにちゃんと感じてあげると、それらの気持ちを引きずることが少なくなります。自分の気持ちに目を向ける有効な方法として、感情に名前をつけるのですね。
ネガティブな感情に名前をつけてあげれば、自分の気持ちに目を向けるというメリットを得て、それを引きずらないようにできるというわけです。
モヤモヤ、うつっぽい、辛いときに、その気持ちを解消する最初のステップといってもいいでしょう。ここでは、①悲しみ、うつ②恐怖、不安③怒りの3つに分けて、それぞれの名前を書いていきます。解消したいネガティブな感情が出たときに、どれにあたるか考えるのに役立ててください。
①悲しみ、うつ
悲しみやうつの感情には以下のようなものがあります。
- あきらめる
- 息づまる
- 涙でいっぱい
- 悩まされる
- 苦しい
- 愛されない
- 悲観的な
- 内気な
- 疲労困憊
- 価値のない
- 憂鬱な
- 罪悪感
- 無感動
- 無力な
- 困惑する
- 絶望的な
- 失望する
- むごい
②不安、恐怖
不安や恐怖といった感情は以下のようなものがあります。
- 恥ずかしい
- びくびくする
- 恐れる
- 脅す
- はっきりしない
- 不確実な
- 落ち着かない
- うろたえる
- 緊張する
- 傷つく
- 孤立する
- 心配する
- ぞっとする
- 困惑する
- 一人ぼっちの
- 負ける
- 麻痺している
- 驚いている
③怒り
怒りの感情には以下のようなものがあります。
- イライラする
- うんざりする
- 退屈だ
- バカバカしい
- 頑固な
- 短気な
- つまらない
- じらされた
- 無駄だ
- 侵略される
- 間違っている
- 憎い
- 我慢できない
- 恥をかかされた
- 信頼できない
- 誤解される
- 操られている
- 侮辱された
まとめ
上記を頼りに、自分の感情に名前をつけてみます。自分はこう感じたんだな、ということに目を向けられたらOKです。
悲しいときに、ただ単に悲しいのではなく、「泣きたい気持ち」「泣くに泣けない気持ち」「心にぽっかり穴が空いた気持ち」等、表現してみましょう。自分なりに表現してみます。また、小説を読むのも、表現を学ぶにはいい方法です。「感情辞典」という本もおすすめです。
感情に目を向けるだけにして、それにとらわれて増大させないように気をつける必要があります。そのために、ノートやメモに解消したい感情を書いて、そのときの状況や自分の反応も追加し、その紙を破って捨てるのが良いかと思います。すっきりします。
あまり良い表現が思いつかない場合、パーセントで表す方法もあります。今の悲しみは何もない状態と悲しみマックスの状態からすると、40%くらいだな、といった感じです。
さらに改善したいなら、これに合わせて認知療法的なこともできるといいかもしれません。それについては、今後書くかもわかりません。それでは。
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