イライラの原因をチェックして自分の思い込みに気づく

メンタル改善

イライラの原因をチェックしてみよう

人は、いろいろな欲求があって、その欲求を誰かに満たしてほしいと期待しています。自分が期待したことが実現しないとき、怒りが出てきます。不満によって、怒り以外にも悲しさや苦しさが生じることもあります。

期待というのは、自分の思い込みや満たされない気持ちという側面もあるので、そこに気づいて、自分の思い込みを修正すると、イライラしなくて済むかもしれません。

ここで、イライラの原因にどんなものがあるか並べてみます。

  • 期待しすぎていないか
  • 欲求不満に耐えられる力が低くなっていないか
  • 勝手な思い込みを持っていないか

これらに当てはまるイライラであれば、自分の認識によってイライラを克服できそうです。それぞれについて考えてみます。

①期待しすぎていないか

イライラしたら、相手に何を期待しているのか、自分に問いかけてみましょう。

この問いによって、自分の本心に気づくのがポイントです。仕事であれば、「約束の時間や期限を守ってほしかったんだな」とか「ケアレスミスをなくしてほしかったんだな」とか、具体的な言葉にできるくらいまで考えてみましょう。

恋人や友人が遅刻したなら、「約束した時間を守って、自分のことを尊重してほしかったんだな」とか「会う時間が減ってしまうのが嫌だったんだな」とかです。

具体的にすると、漠然としたイライラから解放され、どうしたらいいかという解決方法を考える余裕ができます。

また、「何も言わなくても、わかってほしい!」とか「〇〇さんだったら、こうしてくれるに違いない!」というような無理な期待や理不尽な期待をしていないかもチェックしておきましょう。こういった期待を持っている場合は、行動による解決方法ではなく、自分の気持ちの持ち方を変えることで解決しましょう。

他人が自分の思うように動いてくれるなんて、ありえないことを望んでいたんだな。何をするかなんて、相手の自由だし、コントロールできることではない。という感じですね。

②欲求不満に耐える力が低くなっていないか

ストレスが溜まって、大きくなると欲求不満になります。ただ単に忍耐力がないというわけではなく、うまくストレスが発散できなくて、イライラしている可能性も考えてみようということです。

忍耐力が高い人(ストレス耐性が高い人)も、ストレスが溜まっている状況であれば、ささいなことでイライラしてしまいます。例えば、寝不足の状況の人はちょっとのことでイライラしてしまう傾向があります。

日々の暮らしの中でコツコツできることは、ストレスの状況やそれに対する反応を紙に書いて、日記にしておくことです。何にストレスを感じやすいかは人によって様々です。自分のストレス耐性の傾向を把握しておくと、気持ちがだんだん楽になっていきます。

また、ストレスを感じる環境から離れたり、誰かに相談して、心の負担を軽くするのもいいと思います。

③勝手な思い込みをもっていないか

「べき思考」や「しなければならない思考」に気づこう、ということですね。これらは習慣化していて自分では気づきにくくなっていることもあります。

「やると決めたら、どんな状況でもやり遂げるべき」「結果を出すまで、会社を休んではならない」「仕事も家庭も両立すべきだ」等、自分の思考のクセがあります。

思考のクセに気づくには、①苦手な人や嫌いな人を思い浮かべる。②自分とは別の価値観を持っている人と話す。といった方法で気づきやすくなります

苦手な人や嫌いな人に対して「なぜ、あの人は〇〇しないのだろう」「本当は〇〇すべきなのに」と考えることが多いでしょう。ここに「べき思考」に気づく機会があるわけです。「当然〇〇だ」「〇〇ねばならない」という思考もそうですね。

また、別の価値観を持っている人と話すと、「これ以上の選択肢はない」と結論づけていたことでも「こんな考え方もあったんだな」と考えられるようになるからです。

まとめ

期待したり、不満に思ったりすること自体は、自然なことですが、それが過剰だったり歪んでしまうと、イライラが余計に大きくなってしまいます。自分の思い込みに気づいて、思考を修正できると無駄にイライラしなくて済みます。なので、まずは自分の思い込みに気づこう!ということでした。

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