感情のパターンを把握して対策を取る

メンタル改善

イライラしてしまう相手が決まっている

いつもあの人とコミュニケーションするときは、ぶつかり合って感情的になってしまい、自分をコントロールできない。そして、あとで後悔してしまう。といったことを繰り返す(パターン)ことがあります。

なぜいつも同じパターンで後悔してしまうのかというと、ただ単純にそこから学び、対策を取っていないからです。なぜ学ばないかというと、感情的になった物事については、ついつい相手のせいにしてしまうからなんですね。相手のせいにするから学びがない、対策しない、いつも同じパターンで終わってしまう、ということです。

もちろん、相手が悪いと思う気持ちはわかります。ですが、それだと解決しないんですね。

自分の変えられる部分は何だろう?

変えやすいのは、自分の言葉と態度です。話しかけるときに「お疲れ様です」「お忙しいところ失礼します」とか柔らかい言葉を言ってみましょう。また、いつもよそよそしくなってしまう相手がいたら、最初にちょっとでも笑顔をつくるのもいいです。

すると、相手の感情も柔らかくなります。感情は伝染するのですね。人間関係もギクシャクした感じにはなりにくくなるでしょう。相手と仲良くする必要はありませんが、ギクシャクしたコミュニケーションを取らなくて済みます。

感情は、押されれば押し返そうとする

ついつい感情的になってしまう相手とは、感情の押し合いが起こっているはずです。ああ言えばこう言う、怒りが連鎖的に起こっているでしょう。理由は、お互いに自分の優位性にこだわっているからです。

自分のほうが仕事ができる、指図されたくない。相手が強く出れば、こちらも負けじと強く出ていきます。たとえ引っ込んだとしても、あとで不機嫌になったり自己嫌悪に陥ったりします。では、どうしたらいいのでしょうか。

一呼吸おいてみる

反対に、リラックスしてコミュニケーションできる相手とはどんな人でしょうか。ここにヒントがあります。そういった人は、自分の考えを押し付けないはずです。自分の意見は口にしても、固執はしません。

「それもそうですね」「そういう考え方もありますね」と柔らかく相手の意見を受け止める一呼吸があるといいですね。自分の意見も他人の意見も1つの見方でしかありません。白黒つけたがるから感情の押し合いが起きます。

感情は、引かれれば引く

押されれば押し返す、引かれれば引くのが感情の性質です。

意見を主張してくる相手でも「それもそうですね」「そういう考え方もありますね」とか相槌を打つでもすれば、その意見に固執する気持ちがなくなりますし、対抗心もなくなります。

押されれば押し返すとなると疲れますが、相手を許容して引いてしまえば相手も押さなくなり楽になります。結局どちらも「引き分け」という結果は同じなのですから、楽なほうがいいに決まってます。腹が立たないまま終わるほうがいいです。

それに引いたほうが柔軟な結果になりやすいというメリットもあります。どちらかのアイデアや方法を順番に試す、Aという仕事は相手、Bという仕事は自分がやるというように。

それでも怒りたくなるときはある

とはいっても、怒りたくなるときはあります。相手が自分勝手のわがままであったり、相手から奪うことしか考えていないテイカーだったり、サイコパスぽかったり、ごく一部の怒りたくなる相手がいてもおかしくありません。そういった話にならない人は存在します。

そういう人間に振り回されない人は、まともに取り合わず、気にもかけません。放っておけばいいのです。話にならない人はごく一部で、怒っても状況は変わりません。結論として放っておくのがベターとなるわけですね。

感情は伝染する

ポジティブな感情もネガティブな感情も伝染します。他人の怒りや不快といった悪感情からは離れたほうがいいでしょう。接することがあっても、軽く受け流すに限ります。相手の嫌な感情とまともに向き合う必要はありません。

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