小さなパニックを防ぐには

メンタル改善

日常にある小さなパニック

キレやすく、なにもかも放り投げる人、ヒステリックになる人、納得できないことがあると執念深くなる人、たいしたこともないのに大げさになる人、泣きわめく人、緊張で声がでなくなる人。日常で見かける様々なパニックがあります。

このような小さなパニックは誰にでも起こり得ます。パニックのせいで周りがうんざりし、信用を失う可能性もあります。

パニックが起こりやすい人の特徴

小さなパニックが起こる人は、どんなタイプの人であれ、心に余裕がないというのが共通しているようです。「〇〇でなければならない」という思い込みが強く、最悪の事態を信じ込みます。

結果として、判断力や思考力がなくなり、常識ではかんがえられないような行動や態度を取ってしまい、周囲から孤立してしまいます。

べき思考、なければならない思考をやめるだけでも、心は楽になります。

ショックなことがあると「もう終わりだ」と思ってしまう

また、パニックが起こりやすい人の特徴として、仕事でミスをしてしまったり、あるいは誰かがミスをしたり、頼み事を断られると「もう終わりだ」と思いがちなことがあります。

すぐに冷静さを失い、パニックになります。逆に言えば、ショックなことがあっても冷静さを失わずに対処すれば、人間関係も損なわず、仕事もうまくいきます。慌てず、どうすればいいか考えます。

ショックなことがあって、「もう終わりだ」と考えるのは、あまりにも絶望的すぎます。ミスがあっても、仕事は続いていきますから、ミスを補ったり、計画を軌道修正すればいいのです。ときには諦めたっていいと思います。

何かが起こっても、それは「途中」

人生は死ぬまで続いていきます。何かがあったて、それは人生の途中にすぎません。仕事だってそうです。ミスしたり、断られたりしたって、計画は実行中で、どこかの途中です。仕事が一段落したって、また次の仕事があります。「もう終わりだ」なんてことにはなりません。

冷静に「いま」なにをすべきか考えましょう。ショックなことがあったら「いまはともかく」と自分に言い聞かせます。「〇〇というショックなことがあった、でも、いまはともかく△△をしよう」と考えてみます。カッとなっても、人を責めても、仕方ありません。

セルフウォッチングしてみる

感情的になってしまう理由は、冷静になっていないこと、そして、自分自身を客観的に見ることができていないことです。

自分が冷静か感情的になっているか、セルフウォッチングしてみましょう。自分の感情や態度や発言を客観的に判断する練習をすると、冷静になりやすいです。

自分が感じた不安や怒り等、コントロールしたい感情が湧いたとき、MAX100%のときと比べて今何%なのかメモをするのも効果的です。そのときの状況や自分の感じたことを紙に書いてみます。すると、どんな状況のときにイライラしやすいのか、誰と会ったり会話したときに緊張するのか、自分の感情のクセがわかります。時間もメモすれば、どの時間帯に調子が良いか悪いかという傾向にも気づくので、不思議なものです。

こまめにメモができない人は、その日に経験したネガティブな感情の感じた状況を箇条書きにして、どんどん思いつくまま書いてみます。そして、それらについてのポジティブな面を考える、別の受け取り方がないか考える、対策を考える等、やってみます。すると、心が楽になりますし、柔軟な考え方が身につき、白黒つけない曖昧なことを受け入れることができるようになっていきます。

客観的で冷静な判断によって後悔が減る

感情的になったあと、どうしてあんなことをしてしまったのかと後悔します。感情的にカッなることが多いと、気づいたときには孤立してしまって後悔します。冷静に考えれば、いろいろものの見方があって、柔軟な選択ができたはずなのに、選択肢を失ってから気づくわけです。感情的になると選択肢が減ります。そして、感情的に選んだ選択肢は後悔することが多いです。

一方、客観的で冷静な判断をした選択は、後悔が減ります。合理的な判断を心がけるだけで後悔が減り、人生の満足度があがります。

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