スマホとSNSの弊害
誰もが所有しているスマホを通じて、多くの人がSNSに夢中になっています。何ヶ月も前に売られた「スマホ脳」という書籍も、まだ店頭でよく見かけます。スマホやSNSによるメンタル悪化で苦しんでいる人も多いのではないでしょうか。
スマホでネットにいつでもつながることができることも超常刺激の一つで、人にドーパミンを大量に出させます。ドーパミンは「期待」のホルモンです。もしかしたら、いいことが起こるかもしれないと、永遠にネットの中をさまよい続けます。SNSはその代表とも言えるでしょう。
大量に分泌されたドーパミンの効果は、麻薬と同じほどの効果があり、危険です。期待した先には何もなく、絶望することでメンタルが悪化し、時間まで失うという恐ろしさです。
このドーパミンを利用したマーケティングはネット上に大量にあります。SNS、LINE、メール、マッチングアプリ、ゲームのガチャ、動画サイト、ニュースのまとめサイト等さまざまです。消費者の時間を浪費させ、お金まで課金させていく方法です。マーケティングとしては優秀ですが、消費者からすれば、かなり恐ろしいものでしょう。
スマホの使用者が、自らスマホの危険性に気づいて対策を取らなければ、いつの間にか悲惨な結果になっていたということになりかねません。
スマホを使うことによるデメリットには、メンタル悪化、時間の浪費、お金の浪費、人間関係の悪化があり、精神的にも物質的にも悪い影響があります。そのため、意識的にスマホとの距離をしっかりと取ったほうがいいということになります。(我々はドーパミンの大量分泌により、無意識にスマホにコントロールされてしまうからです)
スマホを捨てられるものなら捨てたいですが、そうもいきません。スマホの便利さを利用して、それ以外はスマホに触れないようにするのがベストでしょう。利用目的を明確にして、スマホに支配されるのではなく、こちらがスマホを都合よく利用することが求められているのです。
ここではスマホと距離を置く方法をご紹介します。
まずはデメリットを認識する
上記でだいぶデメリットを述べましたが、それを意識することでスマホとの距離を置こうと思えます。
- 情報の更新が気になって、集中力が低下する。(注意がスマホにいってしまう)
- 会話中にスマホが視界に入っているだけで、会話の楽しさが減少する
- SNSをすることで、孤独感が強まる。
- SNSによって、不安が増加しメンタルが病む。
- SNSによって、他人と比較し、自分をレベルの低い人間や価値のない人間だと思い込む。
- ついつい見てしまって、すべきことができなかったり、睡眠時間が減る。
- ブルーライトで睡眠の質が低下する。
- 依存しすぎて、リアルの人間関係が希薄になる。家族関係にもヒビが入る。
- さらに過度の依存や課金で、家族関係が崩壊する可能性がある。
といろいろあります。書いていて「なんだか地獄だな」と思ってしまいました。
スマホの通知をオフにする
スマホがあるだけでも注意が無意識にスマホにいきます。通知があればなおさらです。そのため、通知をオフにしておくことがおすすめです。1日のうち、メールやLINE等の返信する時間帯を決めておくのもいい方法です。
また、誰かと会っているときは、スマホを見える場所に置かないこと、スマホの通知をオフあるいはサイレントモードにしておくと、会話がつまらないものにならなくて済むかもしれません。
スマホを近くに置かない
スマホをポケットに入れながら勉強をするだけでも集中力が下がります。外出先だと自分の近くにスマホがあることは避けられませんが、部屋にいるときは遠ざけておきましょう。
別の部屋にスマホを置いてしまうのが良いですが、それが無理そうなら、引き出しにしまって目に見えない場所に置くといいです。
また、目覚まし代わりにスマホを使うと、寝るときにスマホが近くにあることになりますから、実際の目覚まし時計を使うことをおすすめします。寝る前についついスマホを見てしまい睡眠の質が低下するのも防げます。
スマホとは別のもので機能を代替すると、スマホに触れる時間を減らせるでしょう。
自己コントロール能力を上げる
自己コントロール能力を上げるには、運動と瞑想がおすすめです。運動なら1週間に2時間くらい。瞑想なら1日5分から10分くらいで効果が期待できます。
自己コントロール能力を高めることで、自分を律せます。
SNSはPCで見る
パソコンを持っているなら、スマホでSNSを見るのを止めて、パソコンで見るのもいい対策です。SNSを見る時間も制限され、必然的に見る回数が減ります。
スマホでSNSを見る必要性がないのであれば、アンインストールしておくと完璧でしょう。
スマホを不便にしておく
スマホでSNSを見るたびにログインを必要にしておくとか、スマホの画面をモノクロにしておくとかですね。
引き出しにしまって、いちいち取り出さなければいけなくするといのもそうです。
少し手間がかかると、人はそれをやらなくなる心理がありますので、それを利用してみましょう。
まとめ
スマホは便利で、役立つ部分もありますが、デメリットもかなりあります。使用する側が使い方を試されていると言ってもいいでしょう。
スマホからの悪影響を遠ざけて、精神的にも肉体的にも健康になっていただけたら幸いです。
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