クヨクヨしても損しかしない

メンタル改善

クヨクヨする人は、どんな思考をしているのか

クヨクヨする人は、何かをしたいと考えたあとに、悪い結果ばかりを想像しています。何かものを頼んだら相手に悪いとか、嫌われるとかです。そして、結局行動に移すことなく我慢します。結果的に、何も行動しなかったことに後悔します。助けを求めたらよかったとか、頭を下げたらよかったとか思うわけです。

クヨクヨする人は、決断する前にあれこれ悩み、決断できず何も行動しないで、後で後悔するというプロセスに陥ります。クヨクヨしても損しかないということです。

もし、行動を起こしていたらどうでしょうか?行動をしても、後悔することは十分あり得ます。相手に頼みを断られることもあります。でも、行動すれば、誰かが手伝ってくれるかもしれません。つまり、行動すれば後悔しない可能性が出てくるのです。そうであれば、行動した方がよくありませんか?

行動して得た結果は納得しやすい

何かをすれば、そのメリットとデメリットが出てきます。行動するんじゃなかったと後悔することもあるでしょう。しかし、自分で行動すれば、メリットは嬉しく受け取れますし、デメリットは仕方ないと受け止め、クヨクヨすることはありません。行動した結果、災難なことがあっても、乗り切るしかないと腹が据わります。

行動することによって、どんなメリット・デメリットがあるかなんて具体的に事前に知ることはできません。わかっているのは、クヨクヨして負の感情に浸ったままでいるよりは良いということだけです。だからこそ、行動した結果に納得しやすのです。

クヨクヨしないためにできること

まずは、クヨクヨしても仕方ないと認識することです。なぜ仕方ないかというのは、これまでの記事で書いてきたつもりです。ぜひ参考にしてください。

次に、クヨクヨしている自分を励ましてくれた人の言葉を肯定することです。クヨクヨと愚痴を言っている自分を誰かが励ましてくれることがあります。「元気だしてね」「そんな嫌なことは忘れよう」と言ってくれます。そういうときは「そうですね」と、うなづいてみましょう。相手も安心しますし、会話が前向きになります。結果、自分も元気になってきます。

最後に、クヨクヨしていることで、時間を無駄にしていると気づくことです。仕事では、決断力や行動力が鈍り、本来の自分の力が発揮できず、仕事が遅くなってしまいます。プライベートでは、自分の好きなことができる時間が減ります。会いたい人に会う、好きな映画や音楽をきく、本を読んだり、資格の勉強をするといった人生を豊かにしてくれる時間がなくなってしまいます。

感情は出してもいい。無理に抑えるのがよくない。

どうしても感情的になってしまうのは、人間として当然です。それを無理に抑えると、感情はそれを押し返そうとしますから、どこかで爆発します。あるいは、ずっと抑え込んでしまって、鬱になってしまいます。人間の自然に逆らっているのですから、しんどくなってしまいます。

取り乱してはいけない、怒ってはいけない、クヨクヨしてはいけない、と自分を押し殺そうとしています。人によっては、楽しんではいけない、喜んではいけないとまで思ってしまう人がいます。これでは、ストレスが増えるだけです。

喜怒哀楽の感情は人間の本能です。これ自体を止めることはできません。できることは、一度出たネガティブな感情に振り回されないようにしたり、ポジティブな感情が出れば、それをしっかり受け止めてあげることです。必ず出てしまうのもを、ないことにはできません。

感情をうまく発散させることができれば、突然、感情的になることもありませんし、ふさぎ込みにくくなるでしょう。怒るときには怒ればいいし、泣きたいときには泣いたらいいのです。感情的になってもいいタイミングで上手に感情的になりましょう。ただ、人をいじめたり、悲しませるために、怒ったり泣いたりしないでください。

感情があるからこそ人に共感できる

感情を共感し合える人がいるということは、感情が安定できる場があるということです。感情を抑えすぎて無表情なことが多いと、そういった安心できる場が少なくなります。逆に感情を出しすぎても問題ではありますが。

笑顔を交わし合い、相手を思いやる言葉が自然と出てくるといいですね。相手が無表情だったり、感情表現が苦手だったりすることもあるでしょう。そんなときは、自分が笑顔になって、相手をホッとさせてあげましょう。無表情な人も、ちょっと笑ってみてください。仕事や家庭でも、ホッとできるような瞬間があるだけで、だいぶよくなるんです。それは他人も自分も助けます。

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