他人が羨ましく感じるときは、しばしば起こります。自分より仕事ができる、自分より年収がいい、外見がいい、いい家に住んでいる等、無意識に自分と他人を比べて羨ましくなるのですね。何かが自分より優れていたり、自分にない幸せを持っていたり、そして、それらが自分のコンプレックスにかかわることであれば、なおさらです。
嫉妬で苦しくならないように、嫉妬から逃れる考え方を学びたいと思います。
どうして羨ましいのか考える
他人を羨ましいと感じたとき、その感情を良くないものだとか、恥ずかしいことだとか思うのをストップします。そして、そう考える代わりに、羨ましく感じた理由や、どの部分が羨ましいと感じたのか自問自答してみると、嫉妬から新しい発見を得られるかもしれません。
例えば、楽しそうに話をする人たちを見て、嫉妬を感じたら、親友がいて羨ましいと感じたと理由を考えてみます。同じシーンを見ても、羨ましいと感じる理由は人によって違います。楽しそうな笑顔から、自分はつまらないのに、そんなに笑うことができて羨ましいと思うかもしれません。
嫉妬に隠れた自分の欲求を目標にする
嫉妬を分析すると、「私も仲の良い友だちがほしい」「私もスタイルが良くなりたい」といった自分の欲求に気づきます。これを目標にして行動すると、嫉妬というネガティブな感情をポジティブな方向に持っていけるわけです。
僕の場合だと、幸せそうなカップルを見て、恋人がほしいなーと羨ましく思います。そこで、素敵な恋人をつくるというのを目標にして、人が集まる場所に行く、マッチングアプリをやってみる等の行動をしてみるといった具合です。といっても、まったく恋人ができる気配がありません（笑）
嫉妬や羨ましいという感情は、そのままにしておくとネガティブなままですが、それを目標に変化させることで、素晴らしい力の源になってくれるのです。
自分では達成できないような目標だったら、どうするか
羨ましいなーと思って、それを目標に変えてみると、それってどうしても達成できないタイプの人や物事の場合があります。そうすると、これは自分の目標にならないということになります。そんなとき、どうやって嫉妬を浄化すればいいのでしょうか。
俳優や女優のようにはなれないし、生まれながらの大金持ちにもなれないし…、でも羨ましいという場合もありますし、羨ましいと感じた対象が、運動能力や芸術に関する能力の場合もあります。
その場合の対処方法は、自分には無理だと潔く諦めたり、羨ましいと感じた相手に降参する感じでギブアップし、いっそ相手のファンになってしまうことです。ファンになって相手を賛美することによる浄化を試みるわけです。
モヤモヤした羨ましさが、スッキリした爽やかな羨ましさになります。自分の中で吹っ切れるわけですね。
俳優、女優、アーティストといった有名人のファンになるものいいですし、身近な人であっても、その人のファンになればいいのです。身近な人であれば、会話中に相手を褒めることになったりして、相手と仲良くなれるかもしれません。すると、相手にとっても自分にとっても良いわけです。
コメント