勉強する前に知っておくと得すること

勉強法

記憶するのに有効な心構え

勉強の効率を上げるために、記憶力を上げておくといいですので、今回は記憶力を上げることに焦点を当てることにしました。記憶力とは、思い出せる力です。この力は、意識の持ち方や訓練で高くできる力ですので、取り組みがいがあるかと思います。

意外と簡単にできることが多いので、それらを書いていきます。

どうしたい、どうなりない、かをはっきりさせる

勉強する目的をはっきりさせて、自分の意思を持っておくことが大事です。

「将来〇〇という仕事がしたいから、その専門用語を覚えたい」「転職や昇給アップのために資格に合格したい」「人間関係を円滑にするために人の名前を覚えたい」等、覚えることで自分がどんな結果を得たいのか、あらかじめ知っておくだけでも、記憶力が上がります。

達成したときの喜びを想像する

例えば、試験に受かったときに、どれだけ嬉しいかイメージします。このイメージが勉強をするモチベーションにつながります。

そもそも、達成することによって、何か嬉しいことやメリットがなければ、努力できないですよね。勉強をする前に、やる気がでてくるための「達成したら嬉しいことの何か」を見つけるとモチベーションが上がり、記憶力も上がります。

脳を「快」の状態にもっていく

脳は、快楽や快感によって活性化されます。勉強によって得られる「快」は、報酬でしょう。得られる報酬を意識すると記憶力が上がるというわけです。

「この資格試験に合格して、やりたい仕事に転職する」「推薦入試で大学に行けるように学年〇〇位以内に入る」「覚えたことをスラスラ人に伝えられるようになって、仕事の成果を上げる」等です。

脳は結構単純なところがあり、報酬があれば頑張れるんですね。

勉強の中でも面白いことや感動することを探してみよう

嬉しさ、喜び、楽しさ、感動、驚き等の感情とともに記憶したものは残りやすいです。

なので、勉強しているときに、好奇心を持って取り組むと記憶できやすくなるんですね。

自分に制限をかけない

自分は勉強ができないとか、記憶力がないとか、思う必要はありません。努力しても意味がないと考えてしまうと、本当は勉強すればできるようになれる力があったとしても発揮できないまま終わってしまいます。

実際に、脳の記憶量には制限がありません!自分に覚えられることは、これが限界だ…なんてただの思い込みなのです。正しくやれば、私は記憶できる!と自信を持ってください。

勉強の間に、しっかりと休憩を取る

脳の記憶量に制限はない!と言いましたが、集中力にはあります。そのため、長時間の詰め込みは効率が悪く、記憶の質が低下します。

なので、自分に合った勉強と休憩のリズムをつくりましょう。勉強時間は一番長くても60分にしておくのがベターです。(最長でも90分という研究もあります。)勉強の習慣化という観点からも、最初は15分勉強したら、5分休憩するというサイクルを続けてみるのが一番取り組みやすいのではないでしょうか。

慣れてきたら、勉強時間をだんだん15分ずつ増やしていきます。30分勉強して5分休憩。次は45分勉強して5分休憩。次は60分勉強して5分~10分休憩。その中で、自分に合ったリズムを選んでみましょう。日によって、リズムが変わることもあると思います。大切なのは、自分が毎日勉強が続けられるリズムを選ぶことです。

もう一つ大切なことは、疲れてしまう前に休憩をすることです(ある程度疲れるのは当然ですが)。勉強してヘトヘトに疲れてしまうと、勉強=疲労という意識ができてしまって、勉強は辛いだけものもだと誤解してしまうからです。そうなるとやる気がなくなり勉強しなくなってしまうので、嫌になるくらい疲れてしまう前に休憩しましょう。

記憶はキーワードで覚える

テキストの文章を丸暗記するのは、時間がかかりますし、疲れます。しかも大変なので、やる気が下がるというわけで、文章の丸暗記は勉強の効率を下げるといっていいでしょう。

なので、テキストのポイントとなるキーワードだけをしっかりと覚えるようにします。人に伝えたり、記述式の問題に答える場合は、キーワードを頼りに説明するといいでしょう。キーワードを覚えて、それをもとに、人に教えるつもり勉強法をするのがいいと思います。

また、キーワードさえしっかりと覚えればいいのか!と思うと勉強するときに気持ち的に楽ですよね。モチベーションも上がるので、この意識を持っておくと記憶しやすくなります。

五感を使って覚えられるものは使っておく

視覚であれば、資料の写真や図で覚える。(ネットで画像検索するのもあり)

聴覚であれえば、語呂合わせで覚える。声に出して記憶する。

嗅覚であれば、化学の授業で使った液体や気体の匂い。

味覚であれば、料理のベストな味付けを覚えておく。

触覚であれば、仕事で使用する製品や商品の肌触りを確認する。

こういったように、ただ単に文字だけに頼った記憶をするのではなく、五感を使えそうなものには五感を使っておくと、記憶に残りやすくなります。

連想してイメージできるものはしておく

五感では、なかなか難しいな、と思えるものがあるなら、連想しておくのもいい方法です。

例えば「ドストエフスキー」という人名を覚えたいなら、ドス(短刀)を持った人がスキーをしているイメージを思い浮かべる、といった感じです。(めっちゃ怖いですね)テキストの文字の周りに、ドスとスキーの簡単な絵を描くのもいいでしょう。連想によって視覚化して覚えやすくなります。

重要なことから覚えていこう

これは必要な知識だな、と考えられるものは記憶に残りやすいです。脳も必要性を感じたらちゃんと覚えてくれるわけです。

勉強であれば、基礎知識や全体の骨組みとなる部分のキーワードをしっかりおさえて、その後、枝葉的な箇所をつなげて覚えていきます。全体を覚えるのに、まずこれが大事だな、必要だな、といったところを繰り返し覚えていく、ということですね。

まとめ

勉強には、いろいろテクニックがありますが、それ以前に上記の心構えを持っておくことも大切です。

特別な方法を使用するのではなく意識を変えるだけですから、これだけで記憶力が上がるなら、やらない手はありません。

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