すべきこと、したいことにすぐ手をつけたい
すべきことがあるのに、ついついテレビやネットを見てしまい時間がなくなってしまったという経験は誰もがあるのではないでしょうか。
そうなってしまう理由の一つは、脳は目から入った情報にもっとも大きな影響を受けるからです。
テレビ、スマホ、パソコンを一度脳に見せてしまえば、それを無意識に使ってしまい、やめられないんですね。
「少しだけ見たら、すべきことをやる」と思っても、実際に見るのをやめるには意志の力が必要で、途中でやめられないこともしばしばです。疲れていたり、意識が散漫としていると、さらにすべきことに手をつけられないことが多くなります。
では、すべきことやしたいことを実際にするにはどうすればいいのか。①それを邪魔するものを視界に入れないようにする。②すべきことやしたいことに関するものを視界に入れるようにする。というのが基本的な戦略になりそうです。
今回は主に①について考えていきます。
テレビはリモコンを工夫しよう
そもそも見ないようにすれば良いのですが、テレビを視界に入れないというのは難しいですよね。そこに置いてあって動かすのが大変だからです。
なので、リモコンの位置を決めて、いつも同じ場所に置いておくようにします。最初はテレビを見る時間を減らそうと考えすぎないことがコツです。とりあえず、いつも同じ場所に置くことに集中してみましょう。
リモコンは見えている状態なんですが、テレビを見る時間が減る効果は期待できます。「いやいや、テレビはまったく見たくないんだ」という場合でしたら、リモコンの電池を抜いて引き出しの中にしまってしまいましょう。
ネットで動画を見るようになり、テレビが家にないよって人も結構増えているようです。完全に断ち切れるなら、それも良い方法です。ネットで動画を見るようになったのであれば、今度はそれをついつい見ないようにする必要はありそうですが。
スマホは使う時間を決めて、それ以外は引き出しにしまう
スマホは、ポケットの中に入れているだけでも集中力を妨げることがわかっています。喫茶店で勉強をしていても、ポケットにスマホを入れたままだと効率が悪くなるんですね。(人によっては家でやるよりは良いかもしれませんが。)カバンに入れておくのが良さそうです。
スマホは連絡を取るためには必要なので、「〇〇時から連絡を確認したり、送信したりする」といった時間を決めて、それ以外は目に見えないようにしておきます。自分の部屋なら、引き出しにしまっておくと効果的です。
前もって連絡が来るのがわかっている場合は、音がなるようにだけしておきます。重要な連絡(家族に大事があったとか)が急に来ないか心配なら、大切な人の電話連絡だけ音がなるようにしておけばいいかもしれません。
パソコンはこまめにオフするかスリープさせる
ノートパソコンなら運んで視界から外せますが、デスクトップだとそうもいきません。また、仕事や副業で日頃から使うなら、逆に視界に入れたほうがいいでしょう。
なので、使わない時間はこまめにモニター画面をオフにするというのが良い方法になりそうです。もちろんスリープ機能でもかまいません。
パソコンは使いたいけれど、SNS、ニュース、動画を見ないようにしたい場合もあると思います。いちいちログインするようにする、ショートカットを消す、といった方法を取りましょう。ヤフーニュースが気になってしまうような場合、ホーム画面をグーグルにするのも良いでしょう。
上記以外のケース
IT依存の割合が増加している世の中、スマホやパソコンを取り上げましたが、目に見えないようにするという対策は上記以外のケースにも使えます。
「お菓子を目に見える場所に置かない」「読まない雑誌や広告は捨てる」「ゲーム機をしまう」等さまざまです。
手をつけたいものは目に見えるようにしておく
邪魔モノに対策できたら、今度はすべきことやしたいことを目に見える場所に置くようにします。
「勉強途中のテキストや問題集を机の上に広げたまま置いておく」「提出する予定があるモノを机の上に置いておく」「ランニングシューズを下駄箱にしまわず、見えるようにする」「パソコンでは取り組むべきものだけショートカットをつくる」等ですね。
おわりに
「目に見えないようにする」あるいは「目に見えるようにする」というのは、いろいろと個別に応用できそうですね。
環境づくりというタイトルですが、大したことはしなくていいのです。
他にも、余計なことに意識が向かわないように、いらないものは捨てておくことがベストです。パソコンのモニターに付箋が多いようでしたら、付箋がないようにした方が脳に良いです。
何かをしようとするなら、まず手をつけることが大事ということでした。それではまた。
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