自尊心を大切にして自分を守る

メンタル改善

自分で自分を守る

自尊心というと、なんとなくぼんやりとしたイメージですが、ここでは簡単に「自分を信じる気持ち」としておきます。自分のことが好きになれる。良い人生が送れると信じられる。そういった気持ちです。

ここでは役に立ちそうな考え方を紹介いたします。

自分で考えて自分で決める

子どもの頃は、親や友人関係や環境によって、他人に決められることが多いでしょう。それは自然なことですし、大切なことでもあります。そして、子どもから成長するにつれて「自分で考えて自分で決める」という経験を少しずつ広げていきます。そういった過程を経て自信がついていくわけです。

これがうまくできたらいいのですが、そうでない人も多いでしょう。自分で選択したら責任を自分で取らなければならないと考えて嫌になったり、自分で選択するのがめんどくさいと思ってしまいがちな人もいます。

しかし、自分で選択しようが他人に選択してもらおうが、その結果を受け取るのは自分自身です。そういう意味では結局、自分で責任を取らざるを得ません。そもそも人によって、うまくいく方法は違ったりする部分があり、他人に決めてもらったものが自分に合う保証はありません。また、自分で選択するのをめんどくさがっていると、のちのち後悔することは目に見えています。

自分で調べたり、「自分に合ってるのはこれかな」と考えて行動したり、「何が自分に合っているかわからないから、まずはこれをやってみよう!」とか考えて自分で選択していくと、自尊心が育っていきます。

自分で考えて自分で決めることが大切な理由は、逆に「他人にまかせて他人に決めてもらう」というやりかたを採用すれば、ほぼ確実に自分を不幸にしてしまうからです。自尊心や自信がない人が幸せを感じているとは思い難いですし、他人の選択肢が自分にとって良いものであることが多いとは思えません。

なによりも、自分で考えて自分で決めたら、人生の後悔が減ります。慣れていない人には怖いかもしれませんが、自分の幸せにとって大切なことではないでしょうか。

失敗を受け入れる

自分で考えて自分で決めると、うまくいかないことや失敗することもあるでしょう。失敗から体験を得られ知恵がついていきますし、失敗しても大丈夫だった経験によって失敗を受け入れられるようになります。

失敗したら、次に活かす反省だけして、悩まないことです。一時的に悩んでしまうのは自然なことですが、それをこじらせると自己肯定感が低くなってしまいます。失敗は、目的を達成するための一つの過程にすぎないくらいに考えておきましょう。

「自分で考えて自分で決め」ながら、ときには失敗したり、何か達成したりを繰り返していくうちに、自尊心が高まっていくのですね。

自分の健康に責任を持つ

肉体的な健康も精神的な健康も自分でしっかりと管理していこうということです。意識的に健康を維持することは、自分を守ることそのものでしょう。

規則正しい生活を続け、自分で自分のことができていくと、自己肯定感が上がることは間違いありません。多くの人にとって実現可能なこの方法で、まずは自分の責任を果たす経験をしてみるのはとても有効です。

また、忘れがちですが、「自分の機嫌は自分でとろう!」というのもそうでしょう。機嫌が悪いからといって、誰かにあたるのは、精神的に幼い証拠です。自分の機嫌にも責任を持ちましょう。

もし、機嫌の悪い人に出会っても、相手の機嫌が悪いのは相手の責任です。自分を悪く思う必要はありません。ましてや、わざわざ相手の機嫌を取ろうとする必要もありません。自分の機嫌をしっかり自分で取っておきましょう。

やりたくないことは断る

自分の機嫌を取るためにも、やりたくないことは断り、やりたいことをしましょう!

自分のことを好きになれない人は、これとは逆のことをしているかもしれません。断ることができないという状況も多々ありますが、できるだけ断れるものは断っておくとメンタルには良いです。

自分の好きなことができる時間を確保して、楽しんでください。楽しい、おもしろいという気持ちを感じることで、自分のことも好きになれます。

まとめると、やりたくないことを減らし、やりたいことを増やすということですね。

人に嫌われることを受け入れる

人である以上、誰かから嫌われることは仕方ありません。そういった人とは無理に関わらず、放っておきましょう。たいていの人は他人に無関心です。わざわざ自分を嫌うという人は少ないはずです。好きになってくれる人もまた然り。

自分のことを嫌いな人はスルーして、自分のことを好きになってくれた貴重な人を大切にすればいいのです。もし、好きになってくれた人と良い関係を築きたいと思ったら、相手に感謝や褒め言葉を伝えてみましょう。

全員から好かれるのは無理な話なのですが、人はそれを望んでしまう傾向があるようです。一部の人から嫌われることは当たり前のことと、受け入れてしまいましょう。

他人に期待しない

人は、自分の常識や普通を相手にも望んでしまいがちですが、ときには自分勝手な期待になることもあります。「〇〇さんだったら、何々してくれる」というのも結構無茶な期待です。

基本的には他人に期待をするのを止めます。ついつい期待してしまうこともありますが、期待通りにならないことも前もって受け入れておきましょう。

ただ、「自分はステキな人生を歩める」のだと自分には期待してあげてください。

完璧主義に陥らない

最近では、若い人を中心に完璧主義が増加している傾向があるようです。完璧主義は、自分にも相手にも悪影響のある考え方です。完璧というのは人の見方によって違いますし、誰から見ても完璧なものは存在しません。自分が完璧だと思ったものが、相手から見れば評価が低くて、落ち込むことも多々発生します。また、そんな完璧なものを相手にも要求してしまうと人間関係も悪化します。

特別な事情がない限り、「完璧なものを求めても仕方ない」と割り切ってしまうのもありだと思います。完璧主義による弊害の方が多いと思いますので、とりあえず目の前のタスクをこなしていく方が建設的である場合が多いでしょう。

自分の成長に目を向ける

自分に自信を持つために、何か特別な才能やスキルは必要ありません。

日々成長していくこと、それが自分にはできるのだと感じられると、自分に自信を持つことができます。

「〇〇になれたら、自分に自信が持てる」と考えたら、ずっと自信を持てない可能性があります。仮に〇〇を達成できたとしても、さらに上を見て自信を持つことができないということもあり得ます。

大事なのは、成長していく過程に、今の自分がいるという感覚です。過去の自分より少し前に進んでいるという実感が、自分に自信を与えてくれます。

なので、今の自分が才能やスキルがないからダメなのだと思わなくていいのです。ダメだから頑張らなきゃいけないと考えると辛いですし、自己肯定感は低いままです。ただ、過去の自分より成長しているだけなのです。何も努力できなかった自分が、ちょっと何かに取り組めただけでも立派な成長です。

自分を否定せずに、少しずつ成長していくことで、自分に自信が持てます。(他人と比較して、ネガティブになることも減ると思います。)

まとめ

上記を見るに、自分の自尊心を守るためには、何か特別なことが求められているわけではないことに気づくでしょう。心の持ち方を意識し、日々成長していくことが大切であるようです。

自分を守るという観点からすると、健康の知識やマネーリテラシーを高めておくと、なお良さそうです。

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