忘れられない悲しい記憶から解放されるには

メンタル改善

忘れられないということは…

生きていれば、誰でも悲しい出来事に遭遇します。心に深い傷跡が残ることもあり、その悲しい記憶がいつまでも残ります。

悲しい記憶は、なぜ、いつまでも記憶に残るのでしょうか。ポジティブなことよりもネガティブなことのほうが記憶に残りやすいとしても、何年、何十年前の過去を今でも思い出して、苦しむのはなぜでしょうか。

その理由は、何かある行動を繰り返すことで習慣化するように、悲しい記憶を何度も何度も繰り返し思い出すことで、それが習慣化し、記憶が新鮮なままに保管されているからです

もし、悲しい記憶を思い出すことをやめれば、心の中の痛みは弱くなりますし、悲しみも弱まります。忘れられない悲しい記憶から解放されるためには、繰り返し思い出すことをやめて、悲しい記憶の鮮度を落としていくことです。

忘れられなくても、対処はできる

心の深い傷になった記憶は、忘れることが難しいでしょう。中には、忘れたくない悲しい記憶もあるはずです。自分がどうしたいかによっても、対処方法は異なりますので、いくつかご紹介します。

①意識を別のことに集中させる

もはや、これは定番なので解説は不要でしょう。好きなことをするもいいですし、仕事やボランティアに集中するでもいいですね。

意識を別のことに集中させるという意味では、瞑想やリアプレイザルといった方法もあります。自分が悲しみの中にいるときは、ついついこれらの対策を忘れがちになることもあります。悲しいことがあったとき、そういえばこんな方法があったなーと思い出せるようにしておくと良さそうです。

②自然を見に行く

自然を見に行くだけでも、反芻思考(ネガティブなことを繰り返し思い出すこと)をやめることができます。悲しい記憶を思い出すのをなかなか止められないときは、自然を見に散歩すると、ほぼ強制的に止めることができます。

③悲しい過去を自分の強さに変える

悲しい記憶でも、忘れたくない場合があります。家族、友人、ペット等との死別だったり、大きな失敗や悔しい経験だったりします。

忘れたくない場合は、その記憶をバネにして、生きる力に変える方法もありです。辛すぎて力に変えられない、逆に押しつぶされてしまうといった場合は、無理に力に変えようとせず、心を落ち着かせることを優先しましょう。

大切な人との別れが悲しかったから、〇〇を大切にした人生を送る!その人が伝えてくれた言葉を大切にして過ごすとか、それぞれにあったものがあるはずです。

過去に失敗したり、悔しい経験をしたからこそ、そこから学んで成功する!と考えることもできます。

さいごにちょっと補足

悲しい記憶を忘れる方法としては、「悲しい記憶を繰り返し思い出しても何の役にも立たない」「ネガティブなことを繰り返し思い出しても、時間の浪費だ」と、一種悟ってしまうことで解決することもあります。中には「同じことも何度も考えるのはバカだ!やめたやめた!」と開き直ることもできるのですね。

とはいっても、人間ですから、誰もが割り切って考えられるわけではありません。自分の考え方にあった対策を取ってみましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました